(前回のつづき)
それは、物理学でいう気体と固体の状態に似ています。
深層意識が気体ならば、過去の思い出は液体であり、現実は固体です。
同じ量のものがだんだんと小さな体積になります。
さて、ここで終わらず、次の論理的飛躍が大切です。
そうだとすると、現実に「大げさ」な出来事があると思っていても、
実はそれは気体だということ。
つまり、それは「現実」ではない、ということです。
「現実」という認識が間違っていたのです。ここに行きつけば、ひとつの悟りです。
あなたがどこかで「めったぎり」したという出来事が現実にあったと思っていても、
実はそれは現実ではなかった、空想と同じ状態の思考だった、ということです。
こうやって、現実と空想がごちゃ混ぜになっている世界から抜け出すのです。
そのときはじめて、「思考が現実化する。100%例外なく!」がわかるのです。
(次回は 「リスクのない世界」です。)