夢と前世療法の関係
思考が現実化します。
この言葉を聞いたことがあったとしても、本当に理解するのは難しいことです。どうしてでしょうか?
2009年に、私の理論「TAW」を解説する最初の本が発刊されました。
「人生乗り換えの法則 望みどおりの人生を創り上げるTAW理論」(講談社刊)です。
この本は小説になっており、小説を読みながらTAW理論がわかるようになっています。
内容を簡単にご紹介すると、TAWというまったく新しい考え方を広めようとするエージェントが、
主人公の夢の中に出てきて、主人公を教育して、被害者意識を捨てさせようとする物語です。
主人公は「思考が現実化する」について説明されます。すると、
「そんなことはもう知っている!」
と主人公は言います。
確かに彼は、そんなことが書いてある本は山ほど読んでいるのですから。
すると、エージェントは聞きます。
「じゃあ、あなたの今日の一日の出来事がどんな思考から起きたのかを説明してください」
主人公は果たして答えられるのでしょうか?
もちろん、多くの人は、どんなに「思考が現実化する」と言葉では知っていても、
自分の人生に起きていることがどんな思考から生じているのかは、ほとんどわかっていません。
本気で「思考が現実化する」を学ぶには、忍耐が必要です。
未来から来たエージェントの言葉に、いちいち主人公はイライラします。ついに、エージェントをめったぎり!!
これは大げさではなく、私たちは、夢では本当に誰かをめったぎりにしています。
あなたも誰かをピストルで撃った夢とか、誰かがいつの間にか
死んでいる夢などを見たことはないでしょうか? 夢では誰かがあっという間に死ぬのです。
たとえ覚えていなくても、あなたはいつでも夢を見ています。
(つづく)